『 思いやり 』

『 思いやり 』

「自分が悪かったかなぁ」と反省するところから、相手を思いやる心が出て来ます。

私たちは何かにつけ自分が悪いとはなかなか思いたくないものです。

少し譲って自分が悪いかもしれないと思っても相手の方は、その三倍悪いと思いたい。

ですが、そのような気持ちからは決して思いやりという心は出て来ません。

やはり「自分が悪かったかなぁ」と反省するところから、相手を思いやる心が出て来るのです。

明るい職場・明るい家庭をつくるには、

同僚先輩後輩・親子・夫婦ともに思いやりの心が大切です。

何か問題が起きた時に、「自分は精一杯やったにもかかわらず、こんな結果になったのは、

何か自分の考え方・やり方に手落ちがあったからかもしれない」

という態度をとってこそ思いやりの心が生まれ進化して行きます。

また、自己反省することによって初めて、

相手の欠点を許すという寛大な気持ちが出て来るものです。

そのような自己反省の積み重ねをすることによりまして、

相手を思いやる慈悲の心・寛大な心というものが出来て来るのです。

日常生活に絶えず工夫を凝らして自己反省の積み重ねを行いまして、

あたたかい親心の持ち主になりたいものです。