・教育研修名:「足場の組立て等作業主任者能力向上教育」
・開催日:平成24年8月31日(金)
・ご受講者数:78名(低層住宅施工協力工事店ご所属の足場作業主任者対象)
≪講師所感:特に強く感じましたこと≫
本当に痛ましい限りであります我が国の死亡災害のまとめの中で、
最も多い墜転落災害。その中で多数占められます「足場作業」。
厚生労働省では足場等に関する労働災害の発生状況を調査分析し、
足場等からの墜落防止措置等の充実を図るため、
足場等からの墜落防止措置及び安全点検に関して労働安全衛生規則の一部改正を行い、
平成21年(2009年)6月1日施行となりました。
従いまして、改正施行以前の技能講習修了者は、当然改正内容把握・実践が必要であり、
「能力向上教育」受講が求められることとなります。
既に、足場作業主任者へのおおむね5年毎の能力向上教育受講通達
(平成3年1月21日厚生労働省労働基準局長通達第39号・改正平成9年2月3日第66号)が
出されておりましたが、平成21年足場改正時の大きな柱と致しまして、
悪天候時及び足場の一部変更解体時には「能力向上教育修了者等」が
作業前点検を実施することとが定められまして、
能力向上教育の重要性につきまして
「事業者の責務」・「労働者遵守義務」の労働安全衛生法の定めの中で
その周知徹底が至近の最優先取り組みでもあります。
今回のご受講は低層住宅ご施工会社様の改正施行前の技能講習修了者の皆様でした。
能力向上教育の学科科目であります
「最近の足場、部材等及びそれらの選択と管理」・「足場の組立て等の安全施工と保守管理」・
「災害事例及び関係法令」につきまして、今一度危険性の再認識・災害防止対策につきまして、
グループ討議を含めまして共通のご認識を頂きました。
「ハード面」と「ソフト面」・・・まさに労働安全衛生法の定め:ハード面。
そして作業時の心のあり方:「ソフト面」この両面の活性化こそが事故災害防止へ向けまして
何より肝要と存じます。作業主任者のお立場で仲間の方を引っ張って頂く
・現場を支えて頂く職務の核となりますご自身の「モチベーションアップ(笑顔の大切さ)」
そして「まわりの方への良い感化(リーダーシップ)」につきましても
当講義内にて加えさせて頂きまして総合的な能力向上教育とさせて頂きました。
閉講時、ご退場口にてお一人お一人ご挨拶をさせて頂きました際、
たいへんニコヤカなスッキリした表情にとっても嬉しく、
また有り難く、ひたすら感激致しました。
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