『やる気』
やる気は「出る」ものではなく、「出す」ものです。
もちろん、うれしいことがあれば勝手にやる気が出ますし、辛いことがあればしぼみます。
これは人間として自然な感情です。
しかし、自然に任せているだけでは仕事を効率的に進めることが出来ません。
自然状態のやる気の波は不安定ですが、それをいかに振れ幅が小さく、周期が一定で、
アベレージの高い状態へと導くかがポイントです。
やる気が下がっている時には、気分を切り替える工夫が必要です。
エンスト状態に陥ったときにアクセルを踏み込んでも、
エンジンが空回りしてやる気がますます失われて行くだけです。
やる気のアベレージを高める仕組みとしまては、
少し先の未来に楽しいことを仕込む方法はいかがでしょうか。
楽しい予定が先に控えておりますると、自然にやる気が湧いてくるものです。
逆に自分を追い込んでやる気を出す方法も効果的。仕事にデッドラインをつけて、
取り組まざるをえない状況を意識的に作ってみます。取りかかる前は面倒に思えた仕事も、
いざやってみると気分が乗ってくるケースがあります。
また、やる気の周期を一定に保つには、外的要因の影響をできるだけ排すべき。
そのためには外的要因を無視するのではなく、むしろ自分のものとして捉える思考法が役立ちます。
たとえば誰かのミスで仕事が滞ったとき、「あいつが悪い」と人のせいにすると、
自分ではコントロールできないために気持ちが荒れてきます。
しかし、「あの人に頼んだ自分が悪いのだから次回は別の人に」
・「説明の仕方がマズかった、次は工夫しよう。」というように
自分で解決可能な問題として捉えれば、必要以上に気持ちは波立たないはずです。
やる気を起こさせ・維持・高めるために自分自身に合う手法の実践こそが、
仕事を効率的に進めるコツではないでしょうか。
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