・教育研修名:「有機溶剤特別教育に準ずる教育」
・開催日:平成25年11月25日(月)
・ご受講者数:35名(低層住宅ご施工職方)
≪講師所感:特に強く感じましたこと≫
平成25年8月15日、京都府福知山市における花火大会にて第三種有機溶剤であるガソリンが
発火原因にて本当に痛ましい限りでありますが死亡者発生致しました訳ですが、
低層住宅ご施工時には、更に危険・有害性の高い第二種有機溶剤が使われており、
改めまして至近のお取組みと致しまして作業時の危険防止・有害防止の最重要事項を把握し、
作業者同士の日々のお取組み実践が何より求められる展開であります。有機溶剤業務につきましては
労働安全衛生法が昭和47年(1972年)施行時には親方さんのみ作業の場にて
作業主任者としての直接指揮職務が定められ、その後昭和59年6月29日厚生労働省労働基準局長通達
(基発3375号)にて事業者責任のもと、作業者への労働衛生教育が義務付けられた訳ですが、
低層住宅業界では通達内容が無視されて来た実態がありました。
今回は、有機溶剤の爆発実験の映像及び有機溶剤そのものの危険性・有害性の映像をご確認頂き、
総合的に的確なる有機溶剤業務を把握して頂きました。低層住宅ご施工の際には、
風通しの良くない位置での塗装作業・接着作業によりまして健康障害を訴える職方さんが
増えております。また、有機溶剤配合誤りにて発火し新築現場全焼及び発電機に
ガソリンを補給の際に発火し死亡災害発生と決して見過ごしてはならない有機溶剤業務の
被災状況があります。今後いかにして安全で健康な作業環境づくりが可能となりますかを
ご受講の皆様ご自身にて作業手順書をご作成頂きましてご確認頂きました。
更には「労働安全衛生行政の最新情報(第12次労働災害防止計画内容)」の共有化を
おはかり頂きました。今回は低層住宅ご施工の際に、ご自身のみならず周囲へのお声掛けを
含めましての具体的なご対応をご理解頂きまして、閉講時には明日からの有機溶剤業務への
不安を払しょくして頂き、ご自身の新たなるお取組みの強い決意を頂きました。
2013/11/25実施・教育研修名:「有機溶剤特別教育に準ずる教育」
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