『人生の質』

『人生の質』

 ◎「時間の使い方」が鍵。

人間の一生、それは「今」という時間の集積ではないでしょうか。

充実した人生というのは、必ずしもその長さによるのではなく、

その時々をどう生きたかにかかっているのではないでしょうか。

時間の使い方は、そのまま、生命の使い方でもあります。

しかし具体的に自身が切実に感じることが出来るのは“残された時間を考える時期”に

達した時なのかも知れません。

無我夢中で生きる人生・・・気が付いた時、「私に残っているものは?」

「一生の終わりに残るものは、我々が集めたものではなく、我々が与えたものである。」という

言葉があります。私たちが目先きの損得勘定に心乱れる時、“信じて生きる”ことの大切さ

・自分が“心に定めた生き方”を守り抜くことの価値を教えてくれる言葉ではないでしょうか。

人間の幸せというものは、そして一人ひとりの人生の豊かさは、愛するものを持っているか否かに

かかっているのではないでしょうか。そしてその愛する人が熱き思いをお感じ頂き、

更に次の世代へ継いで頂く幸せ。自分の後輩から後輩へ、自分の子供世代から孫世代へと

自分の姿かたちを含めて信念をつないで頂く幸せ・・・人間の一生。私達は、

今を生きるこの時間を“貴重な時間”であるということを決して忘れることなく、

一つ一つの目標と共に生き、達成の喜びを感じ、場面ごとに自分自身を見つめるゆとりを持ち、

与えられる「今」という時を大切に、前向きに生きて行きたいものです。