『ネガティブとポジティブ』

『ネガティブとポジティブ』

◎どちらの言葉を選びますか?・・・話の印象が決まります!

●『ネガティブな言葉は使わないように心がけます。』

たった一つのコンセプトを提示するために、使える表現はたくさん考えられますが、

どの言葉を選びますかが、印象を決める決め手となります。

例)

1. ベタベタしないシャンプー

2. サラサラになるシャンプー

どちらが良い印象で、買いたくなるでしょう?

「“ベタベタ”しない」と、ネガティブな表現を否定して肯定する“二重否定”よりも、

「“サラサラ”になる」と、ポジティブな表現のほうがストレートにその効果が

感じられるのではないでしょうか。・・・このことが商品そのもののイメージへ直結致します。

人と人との関係では、ネガティブな表現に終始してしまいますと、人間性の評価に直結致します。

従いまして、「ネガティブな言葉の否定=肯定」よりも、ストレートな言葉を使ったほうが

インパクトは強まりますし、よりシンプルです。全面に押し出したいイメージがわかりやすく、

説得力も増します。

つまり、「よりシンプルで、行動を端的に表すポジティブな“アクションワード”を使うこと」が

大切となります。さらにネガティブな表現の使い方としまして、次の点は要注意です。

「『〜される』・『〜だった』という、“受け身”や“過去”の表現をなるべく避けること」です。

できる限り「自らが行動を起こし、前進しているエネルギーを感じさせること」を

心がけることが大切です。・・・ポジティブで行動力ある印象を生み出します。

たとえば、「わが社は評価されて来ました」では、“今まではこうだった・・・

これからはどうでしょう?”となってしまいますので、「わが社は評価を得ています」のほうが、

今も継続している感じが得られます。

ほんの些細な言葉の違いですが、スピーチの名手はこうした前向きな言葉を必ず選びます。

言葉の選び方が、話全体の印象を左右します。『ネガティブとポジティブ』・・・

コミュニケーション活性化へ向けまして、常に念頭に接して行きたいものです。