・教育研修名:「OSHMS研修会」
・開催日:平成26年11月10日(月)
・ご受講者数:79
≪講師所感:特に強く感じましたこと≫
今回ご受講は住生活関連ご施工会社の皆様でしたのでその認識度確認のため、
開講一番「労働安全衛生マネジメントシステムと言う言葉をお聞きになられた方は
挙手お願い致します」と投げかけさせて頂きましたが挙手0名でした。
我が国では、1999年労働安全衛生マネジメントシステム指針が発出されまして以降、
ゼネコンさんの世界では各社様におかれまして文書化がなされましたが戸建住宅ご施工中心の
会社様の世界では認識度が極めて希薄状況の実態がございます。
2006年4月1日労働安全衛生法改正の核と致しまして「リスクアセスメント手法にもとづく
労働安全衛生マネジメントシステム構築・導入」が盛り込まれた次第でありますが現状、
「リスクアセスメント」は浸透しつつありますが、その行きつく先の各社独自の
安全と健康のルールブックづくりであります「労働安全衛生マネジメントシステム構築・導入」は
ほど遠いところにあります。本来でありましたならばお客様の目の前で大惨事が
発生してしまう可能性の高い、住宅ご施工の業界こそがまっ先に「労働安全衛生
マネジメントシステム構築・導入」へ向かうべきではないでしょうか?
その意味でも今回ご受講の皆様へは、第一講義目では死傷災害増加に伴います
本年8月5日に発出されました厚生労働省よりの緊急要請の内容を含めまして
労働安全衛生行政動向をご確認頂き、第二講義目内で「労働安全衛生マネジメントシステムとは?」を
ご理解頂き、第三講義・第四講義にてご受講者ご自身でのリスクアセスメント手法に基づく
自社安全衛生年間計画づくり・発表の4時間研修会でございましたが、閉講前に、
「安全衛生年間計画:例」をご説明させて頂き、一つの例と致しましてお持ち帰り頂きましたが、
閉講時、多数の皆様の安堵の表情を拝見致しまして、当内容の研修会展開こそが
特に住宅ご施工業界様にて早急に求められるものであり、そしてその展開の結果、
「労働安全衛生マネジメントシステム」の言葉を聞いたことがありませんというかたを
一人でも少なくして行くことが死傷災害を一件減らすことへのつながりでありますことを
強く感じさせて頂きました。
2014/11/10実施・教育研修名:「OSHMS研修会」
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