『仕事に対する思いを志へ』

　◎何のために仕事をしているのか？

人生における目的や志は、生きていくうえでの指針になります。

何のために仕事をしているのか、どんな生き方がしたいのかなどを、

折りに触れて意識し確認することで、迷いや悩みから立ち戻るきっかけにもなります。

それは、成功時の慢心やうぬぼれも戒めます。

目的や志が明確であればこそ、共感したり賛同したりする人たちが集まって来ます。

「その志を応援しよう」と申し出てくれる実力者が現れる場合もあります。

ではありますが、志を語ることは難しいものです。こんなことを話して失礼にならないか

・信じて頂けるか・無駄な時間になっていないか・・・と話す自分は良くても

相対する人側の心情を考えてしまいますとなかなか難しいものとなります。

しかし、この人はと思った時は、自分の熱い思いを一気に伝えたいものです。

将来一緒に仕事をしたい・近くにいたいと感じた時は、思い切って踏み出すべきです。

その一瞬が人生を変える一瞬でもあるのです。そのような「夢を語る瞬間」は大事です。

ささいなことはどうでも良くなります。明日からまた頑張ろうの気持ちに至ります。

やなりどこかの段階で、仕事に対する思いを志に昇華していくプロセスが必要です。

きっかけはさまざまですが、それは人との出会いが契機になる場合が多いのです。

仕事をするのは、ただお金のためだけではなく、そこには、何らかの意味や意義があります。

その何らかが「志」であり、自身の熱い思いです。仕事に真正面から向き合い日々の喜びへ変えます。

人生の目的や志を聞かれてましも、すぐにそれを語ることができる人はそうはいないものです。

ですが、自分の生い立ちについては語ることができます。

そこに、人生の目的や志につながるヒントが潜んでいるものです。

これまで人生の目的や志を意識するチャンスがなかった人は、まずは自分の生い立ちを

棚卸しするところから始めてはいかがでしょうか。自身の人生を振り返ることで、

必ず「志」につながる手がかりが見つかります。