『仕事の効率を上げる頼み方』
◎仕事の効率を上げる、上手な頼み方のポイント5つ!
自分の仕事に責任を持つのは社会人として大切なことですが、
本当に仕事ができる人を見ておりますと、必要に応じまして上手に頼みごとをしているのです。
「アイツは頼ってばかり」・「何でも人に押しつける」と評価を下げてしまうことなく
頼み上手になるための『ポイントを5つ』ご提案致します。
≪ポイントその1:「当然引き受けてもらえる」と思わない≫
誰かに何かを頼む時には、まず相手に『引き受けてもらえるかどうかを聞く』
といったイメージで臨むと良いのです。引き受けてもらって当然だという気持ちがありますと、
ついつい命令口調になりがちです。
『○○していただけますか?』と聞いた方が、言われた方も『頼られているな』と感じて、
気持ちが良いものです。
≪ポイントその2:依頼内容をハッキリと、わかりやすく伝える≫
頼みごとというのは、言いにくく感じるかもしれません。そのため、遠回しな言い方になったり、
モゴモゴと口ごもってしまったりする傾向になりがちです。
しかし、言いにくい頼みごとほど、ハッキリ、わかりやすく伝えましょう。
頼むと決めたからには、依頼内容をきちんと相手へ伝えなくてはなりません。
頼まれる方は、依頼内容や依頼した理由が理解できれば、
『よし、力になってやろう』と思えるものです。
オドオドして、ボソボソと話しましては、依頼内容が伝わらず、
かえって相手をイライラさせてしまうこともあります。
≪ポイントその3:「申し訳ない」の一言を添える≫
頼みごとをするときに忘れてはならないのが、相手に対して申し訳ないと思う気持ちです。
自分が何かを頼めば、相手はそのために時間や手間を費やすことになります。
その時間や手間を思いやって、『申し訳ない』の一言を添えるようにしましょう。
『これ、お願いできる?』と『申し訳ないのだけれど、これ、お願いできる?』では、
同じ内容ですが与える印象が大きく違います。『悪いけれど』・『すみませんが』など、
言い方は変えても構いません。
≪ポイントその4:なぜ頼んでいるのか、理由を伝える≫
自分でもできる仕事なのに、他の人に『やっといて』と言うのはただの押しつけです。
誰かに頼むからには、頼まなければならない理由があるはずです。
頼みごとをする時は、その理由もしっかり伝えましょう。
『午前中にこの書類を仕上げたいんですが、私は急に取引先との大切な打ち合わせが
入りましてできなくなってしまいました。申し訳ありませんが、
この書類作成をお願いできないでしょうか?』といったように、理由を添えて頼みますと
引き受ける方は気持ちが良いものです。
理由も言わずに頼みごとを連発しておりますと、『あの人は自分の仕事を人に押しつける』
と思われがちです。
≪ポイントその5:「ありがとう」は2回≫
頼みごとを引き受けて頂きましたら、『ありがとう』の一言を忘れないようにしましょう。
その時、一緒に『助かります』も添えますとお互いに気持ちが良いでしょう。
まずは引き受けて頂いたことに対しまして『ありがとう』。
そして頼みごとを相手が対応して頂きましたら、その時点で改めてお礼を申し上げますと
感謝の気持ちがしっかり伝えられます。
頼んだらそれで終わりではなく、自分の依頼した仕事などが、その後どうなったかを
きちんと確認しておくことはとても大切です。頼むだけ頼んで、 そこから先は知らん顔
・・・では、責任感が足りないと思われてしまいます。
≪まとめ≫
頼み上手例1.:「頼む時の表情や言葉に、シッカリ思いを込める。」
素直なまっすぐな思いを込めてお願いをすることです。
表情や言葉に、『お願いします!』という気持ちを素直に込めることです。
必ず、『力になりたいっ!』って思って頂けます。
頼み上手例2.:「タイミングを見る。さりげなくメリットを提示。」
タイミングをうかがうようにします。相手が忙しい時に頼みごとをするとうまく行きませんし、
誰にでも機嫌が良い・悪いがありますので、タイミングをはかりまして、
その上で『こんなメリットがあります』ということを会話に織り交ぜるようににする手法も有効です。
相手の状況・タイミングを把握する観察眼を備えますと、多様な場面で役立てることができます。
頼み上手例3.:「普段からできる範囲で、自分以外の仕事も積極的に引き受けるようにします。」
自分の仕事が少ない時には、積極的に他の人の仕事を手伝ったり、
残っている仕事を引き受けたりしますと自分が大変なときにも頼みやすいですし、
相手も快く引き受けてくれます。一方通行ではなくて、助け合いの精神です。
上手に依頼をするには、普段からの根回しも重要です。
仕事をしておりますと、自分だけではできないことも当然出て参ります。
仕事だけではなく暮しの場でも同様です。周囲の人たちに何かを頼む時には、
ぜひ今回紹介したポイントを思い出してみて下さい。どれも些細なことではありますが、
そのポイントが仕事をやりやすく、暮らしやすくしてくれるのではないでしょうか。
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