[ お互い様 ]
◎人間関係を更新:「お互い様」の作法 !
自身が強く共感できなければ、シェアしても誰にも伝わらない。
特に、お願いごとは信頼関係を築いていく上で大事なコミュニケーションですから、
「伝わって初めて動いて頂ける」ということを念頭に、「お互い様」の思いのやりとりを。
誰しも時には人に頼り、甘えながら生きています。
だからこそ、「お互い様」ってなんだろうと、日々考えることが大切です。
「お互い様」は、「私もあなたに頼るけど、絶対に人生の中で、あなたに恩返しするから」
という気持ちで頼る関係ではないでしょうか。
「いいお願い」をし合えているかどうか。
大事なポイントは、お願いされた相手にとって「これは私にしかできないもんな」と、
嬉しい気持ちにさせるものであること、ではないでしょうか。
これは「いい質問」と同じ原理です。
いい質問とは、答える相手に「なるほどそんな着眼点があったか」と、
インプットを与えるようなことです。
つまり、「いいお願いごと」とは、相手にとって「しょうがないなあ、私にしかできないだろう?」と、
つい腕まくりをしてしまうような、相手の心をくすぐられるようなものであり、
こちらもそういう気持ちを起こさせる作法を尽くすことが大事だと思うのです。
また、「あなただから頼みたい」と、リスペクトを提示することも重要です。
人にお願いするときの作法として、相手との関係性を考慮しながら、
「長い付き合いだから、お互いに迷惑も掛け合いながらやっていこうね」、
という前提が共有できていること。
そのためには、お願いごとをするときに例えば、「あなたのこういう特技を尊敬しています。
あなただからこそ頼みたい」と、きちんとリスペクトを提示するべきだと思います。
逆にリスペクトが感じられない一方的なコミュニケーション、例えば一斉送信メールだったり、
都合のいいときだけ頼っていたりすると、相手に「搾取されてるのかな」と不安を抱かせてしまうものです。
とはいえ、複数の人に同じお願いごとをする時が当然あります。
その際は、文面のはじめに「あなたはこうだからこう頼りたい」、と書きます。
そして、終わりには、「これに関連して今、私はこういうこともやってるから、
興味あったらフィードバックします」と一言添えます。
そうしますと、相手もまた頼りやすくなります。
つまり、「お互い様」の根底にあるのは、お互いの関係性を刺激しあうことではないでしょうか。
お願い事にリスペクトを添えることで、「あなたのここがすごいよね」と暗に伝え合う。
それが、相手との関係を、より心地いいものに更新していくことになります。
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