[ 理屈ではない、心だよ! ]
◎人は理屈で固められると、心を閉ざす。
身近なかた、初めてお会いするかた、人と接する際に、本能的に察知することがあります。
あたたかい雰囲気をお持ちのかた、発する言葉にホッとする。
もう少し、一緒にいたい、話がしたい、そう思う。
理屈ではない、心が感じる。
仕事の場で、暮らしの場で、いさめる場面があります。
本人のためと思って今まで身に付けた知識を全て使い切っていさめる。
正しいかも知れません。
しかし人は、最初は自分のためと思って話してくれていると理解していても、
更に理屈でせめられますと逃げ場が狭められます。
そして更に理屈でせめられて逃れる隙間を失いますと心を閉ざしてしまいます。
言葉少なになります。
無言になります。
そうして一度、心を閉ざしてしまいますと決して本音を語らなくなります。
顔を見るのも嫌になります。
その前に、手だては・・・上記のことを頭の片隅に置いて接すること・・・最悪の関係に至る前に。
また、無言になったことで理解してもらったと思うことは大きな間違いです。
顔の表情を伺う。
目をみる。
身振り手振りを伺う。
言葉の大小・テンポを伺う。
そうして今言ったことに何を感じているのかを敏感に察知して次の言葉を発する。
人間関係は複雑です。
さっきまで仲の良かったかたともほんの一瞬で崩れます。
たったひとことで良好関係が終息します。
逆に申し上げますと、たったひとことで良い関係になります。
自身が発する言葉に対してどんな表情になりますか、
動作は、そしてどのような言葉が返って来ますかを敏感に察知すること、それを心で感じることです。
その積み重ねこそが、より良い人生へのつながりとなります。
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