[ 理想像を見つける方法 ]◎納得感がある「本当になりたい理想像」の見つけ方。
<本当の自分を意外と分かっていない>
「やりたいことが分からない」という人はもちろんですが、
自分で決めた人生を歩んでいるつもりでも、世間体や他人からの評価、親の意見など、
さまざまなものに影響され、「本当の自分」が覆い隠されているケースは少なくありません。
それを無視したままキャリアチェンジをおこないますと、せっかく転職を果たしても
「なんだかしっくりこない・・・」と違和感を抱いたり、場合によりましては、
転職を繰り返すことにもなりかねません。
ミスマッチを防ぐためにも、今の自分をできるだけ知ることは欠かせないプロセスなのです。
では、どうすれば「本当に望むもの」・「本当の自分」を見つけることができるのでしょうか。
そこで、たいへん効果的な『BE』と『DO』を掘り下げていく方法をご紹介致します。
・効果的なのは『BE』と『DO』を考えること。
・『BE』=自分がどうありたいか、何を大切にしたいかという心の状態
・『DO』=何をしたいかという行動を指します。
いわゆる「自分軸」と呼ばれるものです。
自分の軸が明確になることで、気持ちにブレがなくなり、どこに向かえば良いかが見えてきます。
重視すべきは、『BE』です。
「こんなふうでありたい」という気持ちがエネルギーになり、『DO』=行動につながっていく。
つまり、『BE』は『DO』を支える根底になるものです。
とはいえ、すんなりとは出てこないかもしれません。
「やりたいこと」・「できること」は思い浮かぶけれど、「どうありたいか」について
じっくり考えたことがないという人も多いはず。
気持ちをフラットにして、あまり難しく考えなくても大丈夫です。
単純に自分がどんなときに幸せや喜びを感じられるかを振り返ってみることです。
例えば、人のために役立っていると感じられた時が幸せとか、
新しいことを考えているにワクワクするとか、人が成長するのを見ることに喜びを感じるなど、
幸せを感じるポイントは人によって違います。
自分にとって心地よい状態=『BE』です。
どんな状態が自分にとって良いのかを見つけるのが難しければ、
逆に、どんなときに不満を感じるか、不安を感じるかを考えてみると良いでしょう。
例えば、上司からの指示が多いとなんとなく気持ちが萎えるという人は、
自分から能動的に働きかけることができる状態が自分にとって心地いい状態であることが分かります。
自分を知るためには、自分が抱いている不満や不安も大きなヒントになるのです。
・他の人の「いいとこ取り」でも構わない。
たくさんのロールモデル(魅力ある人)の「いいとこ取り」をすることで、
なりたい自分像を探る方法も。
「この人いいな」と思う人がいたら、どこに引かれたのかを考えてみましょう。
「ロールモデルが絞れない」際は、一人にすべてを求めるのではなく、
たくさんの人の「いいとこ取り」をすることで、理想像ができます。
自分がどうありたいのかが見えてきます。
『BE』が見えてくることで、『DO』もイメージしやすくなります。
例えば、新しいことを考えている時にワクワクするという人なら、
それを実現できるのは、自分のアイデアを生かせる仕事。
人と接したり、チームで何かを作り上げていくことに喜びを感じる人なら、
販売や営業、あるいは、事務職でも人と交渉をしたり、
チームで成果を上げることを重視している職場が向いているなと考えていくのです。
自分が大切にしている価値観で働くことができれば、仕事に納得感が持てるはずです。
自分が大切にしている価値観を認識できたら、一度、今自分がやっている仕事を見直してみてください。
見方を変えたり、やり方を変えたりすることで、今の仕事の中でもあなたの価値観を
大切にできる部分があるかもしれません。
『BE』と『DO』を突き詰めることで、自分にとってハッピーな働き方が描けてきたら、
その先の一歩をどう踏み出すかということです。
同じ業界や職種であれば、仕事の内容がイメージしやすいものの、
問題は、未知の世界にトライしたい場合。
いきなり転職というのは、やはりハードルもリスクも高まります。
なので、まずは「お試し」で小さく踏み出してみることがおススメです。
副業で関連する仕事に携わってみたり、「大人のインターン」などを活用してみたりするのも
一つの手です。
SNSを活用して情報を探すなど、セミナーやワークショップなど、
いろんな手段でお試しできる「場」が見つけられると思います。
また、「こういうことに興味があります」と積極的に発信して情報を得ることで、
出会いが生まれたり、刺激が得られ、成長できます。
実際、本格的な転職活動をする前に自分自身でできることはいろいろあります。
<まとめ>
『本当になりたい理想像』の見つけ方:自分の心と向き合い、
「本当に望むもの」を知ることが、納得感のある人生を切り開くカギになります。
『BE』と『DO』を掘り下げていく方法を、どうぞお試し下さい。
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