331[ 笑い方 ] ◎笑い方って自覚していますか?

[ 笑い方 ]
◎笑い方って自覚していますか?

「アハハハハ」、「ワーハッハハ」と、笑い方って人によって千差万 別ですよね。

そもそも、自分の笑い方って自覚していますか?

そ して、その笑い方はどんな印象を与えているのでしょうか?

笑い 方は、研究の結果、親からの影響が非常に大きいといわれます。

そ のまま育ちや品性が表れます。

これまで、たくさんの親子面談をさ せて頂きましたが、本当にそっくりです。

笑うという行為は、生ま れたときから自然に行ってきた行為ですので、身近な人にどうして も似てきます。

私自身も、振り返りますと父親によく似ています。

また、笑い方から性格や相手に与える印象の傾向を見ることができ ます。

1アハハ:話好きで目立つのが好きなタイプ。

活発で元気な印 象を与える。

声は大きめ。

2ガッハッハ:自信家で面倒見が良いが支 配欲も強いタイプ。

豪快で世話好きな印象を与える。

声は大きめ。

3ハハハ:性格にクセのない、誰からも好かれるタイプ。

さっぱりし ていてオープンな印象を与える。

声は大きくも小さくもない。

4エ ヘヘ:自己愛が強く、自己開示が上手なタイプ。

愛嬌があり、明るい 印象を与える。

声は大きくも小さくもない。

5フフフ(ウフフ):にこ やかで聞き上手なタイプ。

おとなしくて、やさしい印象を与える。

声は小さめ。

6ククク:頑固で好き嫌いが激しいタイプ。

感性が豊か で独自性を持っている印象を与える。

声は小さめ。

7イヒヒヒ:自己 肯定感が持てず、その結果、歪んでいるタイプ。

冷静で冷たい印象 を与える。

声は小さめ。

その他にも、笑い声の声量からも判断でき ます。

声が大きい人と小さい人とでは、相手の言葉などの外部から の『刺激への感度』が異なります。

これによって、その人が「繊細」 か「鈍感」かを図ることができます。

それぞれの特徴は次の通りで す。

<大きな声で笑う人>:外部からの刺激に『鈍感』なタイプで す。

このような方はキツい事やデリケートなことを言っても気にし ないので、お付き合いも楽です。

ただ、こちらが傷つくようなこと も平気で言ってくるので肝に銘じておきましょう。

<小さな声で笑 う人>:外部からの刺激に『敏感』なタイプです。

大きい声で笑う 人に比べて、些細な言葉で傷ついてしまいます。

性格も、もの静か な方が多いですね。

このような方に言葉をかける際は、言葉を選ぶ 必要があります。

・・・周囲のかたをご覧になり、傾向はいかがでし ょうか?

従って、笑い声が大きいほうが相手に「付き合いやすい人」 という印象を与えます。

笑い方ひとつで性格傾向がわかります。

これは男性にも女性にも共通しております。

自分の笑い方がどんな印 象を与えているのか、客観的に振り返ってみるといいかもしれませ ん。

初対面のかたとのコミュニケーション活性化へ役立ちます。

普 段、無意識にしている「笑う」という行為、

笑い方ひとつで性格や 相手に与える印象が大きく変わるとお伝えしましたが、

自分がどん な風に笑っているか分からない人も多いのでは?

客観的にそれを認 識する方法として、すぐにできるものでは、録音や録画をすれば分 かります。

ただし、自分一人でやろうとしないこと。

『録画してる』 と思うと、不自然な笑いになってしまいますので、

誰かに協力を仰 いで自然な自分を撮ってもらうのがいいですね。

まず自分の声の大 きさを認識し、次に、イヒヒ、アハハなどの笑うときの声を聞くの です。

では、自分の笑い声を聞いてみて「おかしい」・「イヤだ」と 思った場合、笑い方って変えられるのでしょうか?

もちろん、可能 です。

そのためには、『他のかたの笑い方』を観察して、自分が理想 とする笑い方を見つけることです。

そうすれば、どんな笑い方がど んな印象を与えるのかが分かってきます。

それから、自分の笑いに 意識を持っていきましょう。

自分が笑ったとき、『今のはどんな笑い 方だっただろうか?』と振り返ってみますと、

『あ、あの人の笑い方に似てるかも』と、すぐに自分の笑い方に似ている人とオーバーラ ップするようになります。

その後は、笑うときに自分がこうなりた いと思う『理想の笑い方』を意識しましょう。

置き換わるまでに少 し時間がかかりますが、心掛けていればすぐにクセになり、自然に できるようになります。

まさに「人の振り見て我が振り直せ」です。

では、人が「いい笑い方だな」と感じるポイントってどこなんでし ょうか?ポイントは笑い声のほか『目と首』です。

実は人は目が笑 っていないと、それ以外の部分が笑っていても、笑っていると感じ にくいものです。

相手への好感を意識したり、目で微笑むように目 の力を抜いてみたりと『目』を意識して笑ってみましょう。

また、『首』 も重要です。

笑うと同時に仰け反らせたり、深く頷くと心から笑っ ているように感じてもらえます。

常連のテレビ出演者を観察してみ ますと、目を見開いたり、首を大きく仰け反らせたりと、

それぞれ のアクションが大きいのがわかります。

と考えますと、「笑う」とい う行為はコミュニケーションを築くための全身を使ったアクション です。

・・・いい笑い方で、相手にいい印象を与えることが できれば、人間関係もより円滑になるはずです。

ぜひ、試 してみてください!