[ 顧客サービスの本質 ]
◎顧客サービスにまつわるこんな話を聞いたことはありませんか?
・自社に取り扱いのない製品でも探し出し、自宅まで届けてくれる。
・商品選びの電話に何時間でもつきあってくれる。
・必要な時間に絶対に届くように、夜を徹して商品を配送してくれ る。
・まとめ売りの商品をばらして、一個だけでも売ってくれる。
・全ての顧客を VIP のように扱い、一人一人が特別な存在だと思わ せてくれる。
・・・これらは全て実在の店舗やネットショップ・テー マパークで行われているサービスです。
彼らはどうしてここまです るのでしょう。
コストを度外視したサービスのようにも見えます。
他社を利するような行為じゃないの?
従業員の時間を一人のお客さ んにとられすぎなのでは?と心配になってしまいます。
彼らは特別 気前がよいのでしょうか? そうではありません。
「小さなサプライ ズのコストなど、固定客から得られる収益とはくらべものにならな いことを知っているからです。」
<脳科学でも証明>
神経学者たちの手で人間の脳が「驚きによってもたらされる興奮」
を好むことが明らかになりました。
脳は「喜び」という同じ刺激を 受ける場合でも、やってくると分かっているときより、
予想外にや ってきたときのほうがより活性化されるのだそうです。
誕生日にプ レゼントをもらうのはうれしいものですが、誕生日でもないのにも らえたら嬉しさは何倍にもなります。
この効果を利用して、ほんの 少しのサプライズを含んだサービスで顧客を喜ばせ、感動を与える ことで、
上得意の顧客に変えてしまうことができます。
何度でも足 を運びたくなるお店になれば、今度は顧客のほうが足繁く通ってき てくれて、
さらに周りの人にも勧めてまわり、最終的にはこちらが 驚く番になるというわけです。
日本では「損して得取れ」という言 葉もあります。
顧客の満足・驚き・喜びがサービス提供側の利益に も繋がる良い関係、それが理想的です。
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