347[ 会話のパターン ] ◎話の途中で切り返してない? 反感を買いやすい人の会話パターン と対策法。

[ 会話のパターン ]
◎話の途中で切り返してない? 反感を買いやすい人の会話パター ンと対策法。

≪反感を買いやすい人の会話のパターンとは?≫
会話で反感を買いやすい人の話し方には、

いくつかのクセがあるこ
とに気が付きます。

なかでも目立つのは、相手が言った言葉を最後
まで聞かず、途中で自分の意見を差しはさむクセ。

相手が話しきっ
ていないのに、「そりゃ駄目だよ」・「そんなのムリだよ」などと

批評めいた言葉で話を切ってしまうパターンです。

本人は無意識で
やっているのですが、こうした応答をされると、話をしていた方は
屈辱的な気分になります。

「最後まで聞いてないのに批判しやがっ
て」という恨みまで持たれてしまうことも少なくありません。

悪気
もないのに、こんなささいなやりとりで人間関係を壊してしまうの
は、もったいないですよね。

では、会話の際には、どんな点に気を
つけると良いのでしょうか?

<どんな話も、一度「ど~んとキャッチ」する>

まずは、相手の言っていることを、一度「ど~んとキャッチ」すること。

「会話はキャッチボール」と言われるように、相手の言葉を
キャッチする前に、

バットで叩き飛ばしてはいけないのです。

相手
の話がどんな内容であれ、一度キャッチしてみましょう。

「何を言
い出すんだ?」・「おいおい、そうじゃないだろ!」と思っても、

その気持ちは脇に置いておいて、とにかく相手の言葉を心のミット で受け止めます。

さらに、受け止めながら、「お~! そうなのか!」・ 「うん、うん」・「それは大変だったね」

といったあいづちの言葉 を送っていくと、相手は「しっかり話を聞いてもらえてる」という 実感を得ることができます。

<「でも」を使わず、「質問調」で切り返す> 相手の話を聞きながら湧いてきた「それは違うんじゃない?」

・「こ うした方がいいんじゃない?」という意見は、相手の話をしっかり 最後まで聞いた後に伝えましょう。

その際に気をつけたいのが、な るべく「でも」を使わないことです。

「でも」を多用すると、相手
は自分の意見が否定されたように感じてしまうからです。

さらに、 「質問調」で切り返すと、相手の気持ちを害さずに自分の意見を伝 えられるので、お勧めです。

2 つ例をあげましょう。

(1) 相手から「○○さんってひどい!」と聞いたときに、「でも、

それは誤解だよ」という意見を返したいあなた。

それをそのまま伝 えずに、「誤解ってことはないかな?」と質問調で返してみましょ う。

(2) 「○○って安くてお得だよね」と聞いたときに、「でもそ の商品、品質が悪いよ」という意見を返したいあなた。

それをその
まま伝えずに、「その商品、品質の方はどうかな?」と質問調で返
してみましょう。

まず、「でも」という言葉がないために、批判め
いた感じがなくなります。

さらに、意見を質問にして相手に再考し
てもらうことによって、相手は「批判、否定された」

という印象を
受けなくなります。

こうした切り返しなら、相手は素直にあなたの
意見を聞き、参考にしてくれると思います。

<まとめ>
話の聞き方、意見の伝え方一つで、人の気持ちは変わります。

ちょ
っとした心がけで人間関係が好転しますので、ぜひトライしてみて
ください。