[ 相手の怒りを引きずらせない方法 ]
<怒りを挑発する物言いをしていませんか?>
:怒りは 2 番目に湧 く感情(第二感情)です。
この感情を募らせると、とても感情的に なってしまいます。
今はおだやかに見えていても、怒りの感情を処
理できないままでいると、
後々になって大きく爆発してしまうこと もあり危険です。
したがって、日ごろからいたずらに相手の怒りを 誘わないよう、伝え方には注意したいものです。
何気ない会話の途 中で、その気はないのに相手をカチンとさせてしまうことがありま す。
それは多くの場合、伝え方に問題があるからなのです。
その典 型が「YOU メッセージ」。
「○○しなさいよ」・「なんで○○しない の?」というように、「あなた」を主語にした物言いです。
こうい う伝え方をされると、相手は自分のこと、自分の言っていることを 一方的に批評、
非難されたような感じを受け、カチンときてしまう のです。
相手を怒らせたくないなら、ぜひ「わたし」を主語した「I
メッセージ」で伝えてみてください。
同じ内容でも、「私は○○し
た方がいいと思うよ」
・「その訳を聞かせてほしいな」という伝え
方をされた方が断然ソフトに聞こえ、
相手は素直に話を聞こうとい
う気持ちになります。
<怒りは本心に気づいてもらうためのサイン>
:怒っている相手の 様子を見ただけで、「あいつ、キレやすいから」
・「いつもイライ ラして感じの悪い人」
・「ケンカっ早い性格ね」などと判断するの は早計です。
怒りをぶつけてくる人には、「気持ちを分かってほし
い」という本音があります。
「何があって、イライラしているんだ ろう?」・「こんなに怒ってまで伝えたい気持ちって、何だろう?」
というように、相手の第一感情に焦点を当てて考え、「どうしたの?
何かあったのかな?」
・「イヤなことでもあったのかな?話を聞 かせてくれる?」と受容的に応答すれば、
相手も怒りのベールを解 いて第一感情を吐露し、本音を語りたくなるものです。
怒りは、「あ なたに注目してほしい」・「気持ちに気づいて!」・「どうしたら いいの!?」
という気持ちを伝えるサインでもあるのです。
そして、 相手が怒っているからこそ、その人が苦しい感情を抱えていること に気づき、
すぐに援助の手を差し伸べることができます。
あなたの
周りに怒っている人がいたら、ぜひこんな受容的な話し方を心がけ
てみてください。
きっと何かが変わっていくと思います。
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