368[ 幸福の実現には何が必要か? ]◎「道徳心を高める=より良き人生へ!」一度、考えてみ る。

[ 幸福の実現には何が必要か? ]
◎「道徳心を高める=より良き人生へ!」一度、考えてみ る。

「どんな考え方、生き方をしているだろうか?」・「どう人 に思われているだろうか?」

・「もめごとの原因になっているだろ うか?」・「知らない間に迷惑をかけてる?」

⇒それでは、「幸せ と感じる時は?」と一度、考えてみる。

・・・周囲の条件ではなく、 自分の受け止め方や生き方が大きくかかわることに気づく。

・・・ 「幸せを感じる能力」を伸ばす努力:より良く生きて行くカギ!

<自己中心的な生き方になっていないか>

:自分や所属集団を 優先・社会の迷惑や不正を見て見ぬふりをしたり無関心を装う

・他 人に無関心で、自分だけの孤立した生活に引きこもる

・・・私たち は知らず知らずのうちに自己中心的な行動をとり、

他人および社会 に不快感を与えたり、迷惑をかけていることが多いのでは。

<自己の利益や幸福だけを追求する生き方は、実に危うい >

:たとえ社会的地位や財産を築くことができたとしても、

人々か ら疎んじられたりねたまれたりして自分自身が苦しむこととな る

・・・自分自身に安心が得られない⇒社会の健全な維持発展も望 めない。

※私たちは、より良い正しい生き方をしようとしながらも、

必ずしも理想どおりにはいかない人間としての弱い面をもっていま うす。

幸福な人生を望みながら、時として不幸や不運に見舞われて 挫折を経験することがあります。

ですが、弱い面や不完全さをもっ た人間だからこそ、ことあるごとに心づかいを深くし反省し、

自分 自身および他者や社会に対して誠実な生き方をすることによりまし て活路を見出し、

立ち直ることができます。

<品性を高める>

:品性とは道徳的な性格。

より確かな幸福を実 現するためには、道徳性をつちかうことが最も堅実な方法。

それは、 正しい善悪の判断基準にもとづいて、知・情・意を統合する。

「私は 何を知りうるか」:知(知性全般)・「私は何を望んで良いか」:情(感 情全般)

・「私は何をなすべきか」:意(意志全般)・・・品性を高め ることが、幸福を実現する上の基本要件。

品性をつちかうためには、 礼儀や規律などの正しい実行が要となります。

例)1挨拶や表情、 身だしなみや態度などのマナーやエチケットに気を配る。

2交通ル ールなどの規則や法律について、その趣旨を理解して遵守する。

3 公共施設利用の際は、あとから利用する人のことを考えて、きれい に使用する。

4他人の家や職場などを訪問する時や、飲食や喫煙、 会話などにおいては、

相手や周囲の人々の迷惑にならないように気

をつける。

5仕事を行う時には、正確と迅速を心がけると共に約束 を守り、必要な連絡・報告・相談を適切に誠実に行う。

・・・格段に 便利で快適な生活の中で、『生産性(遺伝・環境)+教育+努力=人 格(現在の自分)』

・・・努力とは、苦労・勤勉・誠実・継続。

・・・ 『心⇒行動⇒習慣⇒人格⇒人生』・・・最高道徳とは、相手を思いや ること。

<優れた品性とは?具体的に>

:1問題が起きた時、うまく対 応。

2周囲に良い感化。

3自らの安心をうる(うまく受け止めてま わりと調和する力)

<道をはずすことがなくなったという儒教 の教え>

:『30 歳:独立』・『40 歳:あれこれ迷わず』・『50 歳:天命 をわきまえ』

・『60 歳:人の言葉を素直に聞き』・『70 歳:自分の欲す るところに従って』

<実際に実行できる道すじ>

:気づけばし めたもん・・・あとはやるだけ! ・・・大人である私達が何を教え てきたのか

・・・『何のために生きているのか』・『人は苦難のない人 生はない、大なり小なりかかえている』

・・・人格を高めて、生き方 を変えて行く・・・幸せを増やして行く。

≪品性の向上と発達課 題≫

:1.「胎児期、乳児期」:妊娠中の母親の心づかいが、胎児や出 生後の心身の発達に大きな影響を与えます。

「三つ子の魂、百まで」

幼いころにはぐくまれた性格がのちの人格形成や品性をつくる基礎 になります。

幼児期になって、運動能力が高まりますと、自分でや ってみて全身で確かめようとする自律感が芽生えますので、

この自 律感を伸ばすことも道徳性の発達にとって重要。

小さい時にスキン シップ=安心感を与える。

そうしないと大人になっても人を愛せな くなる場合があります。

2.「児童期」:活動性や自発性をはぐくむこ とが、道徳性を養う基礎となります。

子供が自分で決めたことは、 責任もって最後までやり遂げる忍耐力や習慣を育てる。

その為には、 読み書き・計算など基礎的な学習能力をつちかうことが大切です。

また、家事手伝いや学校内外での集団活動を通じて、役割や責任を 分担させ、

互いに協力する経験を数多く積ませる。

仲間や大人、特 に高齢者との交わりの中で、他者に対する配慮や思いやりの心を育 てる。

動植物の観察や飼育などを通して、命の大切さに気づかせる。

3.「青年期(15~30 才)」:課題は、他者との協調を図りながら自己 を確立して行くこと。

青年期は、自分の進路を選択したり、社会的 な役割を模索する時期で、

親から次第に心理的な距離をおくように なり、自立したいという意識をもつようになります。

そして、友達 との交流や部活動などのサークル活動を通して、他人への共感や連

帯意識を深め、自分らしさを見出し個性を確立その一方で、劣等感 や挫折に悩む時期です。

青年期は悩みや苦しみを通して、人間とし ての基本的な資質や実力を蓄える時期となります。

従いまして、周 囲の人は、その言動を見守りながら、問題行動には毅然とした態度 で臨むことが肝要です。

悩みや問題については、良く話を聴き、共 感をもって受け止め、相談にのる。

適切な助言は、大きな支えとな り、自分の課題を克服していく自信と勇気を与えることとなります。

4.「壮年期(30 才以降、~60 才)」

:この時期は、職業に従事し、社 会的な役割を担いながら自分の生活を築き、社会の一員としての責 任を果たす。

家庭において子供を養育し、職場においても次の世代 の育成にたずさわるなど、社会的・経済的・文化的な活動の主力と なる時期です。

自分自身を伸ばし、多くの人との交流が大切。

家庭 人・職業人としての責務を果たすと共に、社会が直面する諸問題に 関心をもち

参画することが人生をよりいっそう充実させます。

5.「高 齢期」:精神的に成熟を遂げて行く時期。

自分の存在や使命に対する 自覚を持って、何事も謙虚に受け入れる心を養い、

周囲の人々の支 えや神仏の守護に対する感謝の念を深めて行く。

これまで培ってき た知識や技術、経験を伝えることを通して、人や社会の役にたつことが

生きがい(健全な社会づくりに貢献)・・・今一度、自分が生 きて来たあるいは生きている時代(時期)に

照らし合わせ て、深く考えてみます⇒幸福の実現!