・教育研修名:「安全衛生大会」
・開催日:平成26年12月5日(金)
・ご受講者数:35
≪講師所感:特に強く感じましたこと≫
今回ご受講の皆様:現在の家づくりの工事店社長さん(事業者)そして、職方さんの安全衛生面での
御認識の大転換期がまさに訪れておりますことをいかに肌でお感じ頂けるかが鍵でありますことを
開講直後より数々の厳しい報道内容・判決の実態をご提示申し上げまして、
日々のお取組みと照らし合わせの中でのご理解を頂きました。私自身が大工職の子供であり、
幼少より大工補助をさせて頂いた時代と現在の違いを一つ一つ実例と共にご理解を頂きました。
40年前となりますが、当時は既に労働安全衛生法は施行となっていた訳ですが、
当時の住宅ご施工の場では法律の存在そのものも知らない世界がございました。
日々の作業の場におかれましてもヘルメットをかぶることもなく、
棟上げ式の日には移動式クレーンを使うこともなく人力で重い資材をロープで引き上げまして
安全ネットを掛けることもなく、まさにいつ落ちてもおかしくない作業状況の日々でありました。
以降の、住宅ご施工の場におかれましての労働安全衛生法遵守の具体的なお取組みは
15年ほど前からの実態がございます。しかるに我が国は法治国家であり、
現実問題と致しまして当然日々の業務の中で法律違反と判断の際には労働安全衛生法の
罰則規定適用及び業務上過失傷害致死罪適用があり得るところを肌でお感じ頂きました。
本年8月5日厚生労働省より労働災害防止へ向けましての「緊急要請」が発出されましたことを鑑み、
何よりも事業者責務と致しまして、新規採用の際の安全衛生雇入れ時教育が
計8項目労働安全衛生法に定められており未実施の事業者は罰金50万円適用となりますこと
、そして危険有害業務就業前の安全衛生教育未実施の事業者は更に上の罰則規定となります、
6ヵ月以下の懲役または50万円以下の罰金適用となります旨の「正しい知識で安全作業を!」の
法定教育実施義務につきまして改めましての御認識を頂きました。当講演内容は本日現在、
確実に把握すべき労働安全衛生関係行政の最新情報の共有化のお時間でありますと共に、
それでは何をどのようにスタートすべきかの優先順位のご確認と具体的実践あゆみの
お覚悟を頂きました。・・・労働安全衛生法の押さえるべきポイント:「ハード面」、
そして日々の心のありかた:「ソフト面」・・・両面にわたりますお取組みこそが
事故・災害防止へ向けまして何より大切と存じます。従いまして講演後半は、
育てて頂いた方・支えて頂いている方への感謝の心・ご恩返しの心の大切さに焦点を合わせて
お伝えさせて頂きました。「感謝を思い出す」・「人の心を動かす言葉」・「あいさつの四原則」
・「顔に現れるプラス思考」・「聞くコツ」の5つのポイントをご確認頂きまして、
コミュニケーションの活性化をおはかり頂く手法のご理解を頂きました。
そして、まとめの言葉と致しまして、かつての建築の世界での単位でもありました
「寸と尺」:寸の10倍が尺・・・ほんのちょっと受けましたご恩も10倍にして
お返し申し上げます感謝の心・ご恩返しの心の大切さ:『寸恩は尺報すべし』の言葉にて
まとめとさせて頂きました。
2014/12/05実施・教育研修名:「安全衛生大会」
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