[ 時間に追われる日々から抜け出す ]
◎「仕事と時間に追われる日々」から抜け出すヒント!
仕事が次々と押し寄せてくる。
担当する業務を消化しながら、上司 などに報告、連絡、相談をしなければならない。
当然、会議や会社 の様々な行事にも、参加しなければならない。
取引先と会って打ち 合わせをしたり、商談を詰めることも必要。
同時に、メールや電話 も次々とやってくる。
これらを処理しても新たな仕事が次から次へ と押し寄せてくる。
こういう日々が続きますと、心身ともに疲労が たまっていきます。
そのうち、気持ちが滅入ってしまう日が訪れま す。
そこで今回は「仕事と時間に追われる日々」から抜け出すヒン トをお伝えさせて頂きます。
<1.時間に追われることの怖さを認識する>
実は、押し寄せてくる仕事を消化することだけで時間が過ぎると
いう状況には、問題があるのです。
多くの場合、そのような生活を送 ってますと、忙しい状況からいつまでたっても抜け出せなくなりま す。
何とか目の前の仕事を消化すれば、時間的な余裕ができるもの だと思い込んでしまうのです。
ですが実際、この先、仕事が減って いく可能性は低いのです。
一時的に減ったとしても、また、増える。
これが会社の仕組みであり、会社員の運命です。
従って、目の前の 仕事を消化しているだけでは、「仕事や時間に追われる日々」から抜 け出すことは難しいのです。
まずは、この仕組みを認識することが 大切です。
“追われる日々”を抜け出すことができなければ、レベ ルの高い仕事をすることはまずできません。
<2.いったん立ち止まって考える>
仕事が次々と舞い込んで、時間も、心にも、余裕がないと感じた時、 どうすればよいのか? それには勇気です。
いったん停止して冷静 に今の仕事を見つめ直します。
なぜ、ここまで時間に追われるのか、 どのようにすると改善されるのか、と冷静に考えてみましょう。
そ んな時間があったら、仕事に回したほうがましだと思う方もおられ るかと思いますが、冷静にメモに書き出して整理整頓します。
意外 と原因が明確になるものです。
会社員である以上、仕事そのものを なくすことは難しいこと。
ですが、勤務時間中であろうと、考える ことはできるはず。
実は、この行為は自分への「投資」でもありま す。
いろいろ考えたところで妙案が浮かぶわけでなく、仕事が一気 に減ったり、スピードアップしたりすることもないかもしれません。
ですが、「考える」ことが大切なのです。
仕事への取り組み方や意識
の持ち方が次第に変わってきます。
自分の意識の中で、このような 変化を起こし、これまでの悪しき流れを断ち切ることが必要なので す。
<3.自分なりの仕組みや仕掛けを作る> 上記「1」や「2」を実践しますと、目の前の仕事を効率よく進める ために、何かしらの仕掛けや仕組みを作る必要があることに気づき ます。
例えば、営業の仕事では、契約の見込みの可能性が低い会社 への訪問はペースを減らし、しばらくは、メールなどで情報を定期 的に送るようにしてみます。
そこで反応があり、質問があった会社 には出向くようにするなど、時には“効率化”も必要なのです。
こ れが当たりまえのようで、実際にはきちんと実践できていない場合 が多いのです。
えてして、「忙しくて、時間がない」と嘆く人ほど、 そのようなタイプが多いものです。
目の前の仕事に集中しすぎるあ まり、広い視野で全体を見ることができなくなっているケースが多 いのです。
さらには、半年後、1 年後、3 年後と、長いスパンでとら えることもできていない。
いったん仕事を休止して、これからどう するべきか、現状をどう改善するべきか考える時間を設け、対策を 練らないと、忙しさはエスカレートするだけです。
仕事や職場の仕
組みが自然とよくなっていくなどということは、ほとんどありえな いということを心得ておきたい。
<4.長期的な視点で考える癖を身につける> 仕掛けや仕組みを作る時は、数か月後、数年後のことまで考えたい。
そのように意識するだけでも、新しい仕組みや仕掛けを作ろうとす る意欲が湧いてくるものです。
大切なことは、目の前の仕事を消化 することにだけ目を奪われないこと。
数年先までを念頭に考えます と、自然と「この仕事は重要ではない」
・「この仕事のここは注力す べきでない」などと、自分の中で整理ができるようになるはずです。
このように、抱えている仕事の整理ができるようになり、優先順位 がきちんとできるようになりますと、
自分なりの仕事の進め方に新 しい仕組みを作ることができます。
忙しくて、仕事に追われるスパ イラルに入りますと、なかなか抜け出すことは難しくなります。
で すが、ここで踏ん張って、自力で脱出する術を身に着けませんと、 どんどん状況は悪い方向に流されていくのです。
それを回避するポ イントは、いったん立ち止まり、先のことに目を向けることに尽き ます。
力技で仕事を処理したところで、また、同じ仕事の波が押し 寄せてくることを忘れないようにしたいものです。
<5.仕掛けや仕組みをバージョンアップさせる>
新しい仕組みを作ったとしても、数か月も経たないうちに、何らか の問題が生じる場合があります。
その際は、それを可能な範囲でで きるだけ早く修正し、バージョンアップさせることが求められます。
この仕組みが実態に即したものになりますと、一段と効率よく、仕 事を消化することができます。
繰り返しになりますが、バージョン アップさせていくためには、仕事を再びストップさせて、
考え直す 必要があります。
その時間を惜しんでおりますと、いつまでも抜け 出せないということを心得ておきたい。
いつも「忙しいから、時間 がない」と嘆いている人は、その流れを断ち切ることに、力を注ぐ べきなのです。
その決意がありませんと、新しい仕組みを作ること はできません。
会社員をしておりますと、5 年、10 年、15 年、20 年、 とたちまち月日が流れていってしまいます。
目の前の仕事を消化す ることだけが仕事ではありません。
いったん立ち止まって、考えて、 自分なりの解決策や結論を出す努力をすることも、大切な仕事なの です!
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