『 三方よし 』
滋賀県は近江商人の地です。江戸時代から明治時代にかけて行商を(品物を持って・背負って訪問する商売)を行っていました。その形態は地方での産物(原材料)を町へと運び、商品(加工品)を地方へ売り歩いておりました。「近江商人の通ったあとは、
草をも生えぬ」と批判されることもありましたが、それは一生懸命のあらわれであり、
それぞれの近江商人の心の中に共通の思い:大切にしている理念(あるべき姿を
求めて)というものがありました。その表現が「三方よし」という言葉です。
・商いは売り手と買い手だけでなく、その商いが社会全体の幸せの為になるべき。
・三者がよしとならなければ、その事業の繁栄・継続は成り立たない。
・・・という教えです。
建築現場で廃棄物を一生懸命現場で分別して、リサイクル出来ますように・・・環境配慮活動等は、かつての住宅工事には含まれておりません
でしたが時代は変わりました。積極的に取り組む姿にお客様も心が打たれます。そして次の仕事へ・・・ということです。
そうして企業(会社)の社会的価値が認知されます。
「三方よし」・・・です。
利益を一方的に確保するような事業のありかたではなく、
三方よしの仕事のしかたを働かれる方全員の理念として取り組んで
行けば大きな社会貢献が出来ます。
それは、やはり仕事だけではなく、「三方よし」を常に頭に置いて
日々暮らして行くことが何より大切なことではないでしょうか。
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