『やる気にさせる叱り方』

『やる気にさせる叱り方』

◎人をやる気にさせる叱り方4つのポイント

 「褒める」ことは、人を育てるうえで欠かすことはできません。

 しかし、成長を考えるなら「叱る」ことも同時に不可欠なのです。

☆上手に叱ることのポイントを紹介します。

●叱っている部下に期待していることを伝える魔法の言葉

 叱る時は、ただ叱るよりも「あなたの力はそんなものじゃないはずだ」・「あなたならできるはず」

という期待感を相手に伝えながら叱る方が効果的です。その期待感をさりげなく伝えるために、

「もったいない」という言葉は効果があります。

 「あとここを直せば最高なのに。もったいない」

 「こういうところはがんばってるのに、もったいない」

 というような言い回しを使って叱ることで、期待に応えたいという気持ちを呼び起すことができます。

●叱るときは、その場で、すぐに

 叱る必要を感じたら「その場ですぐに」叱ることが一番効き目があります。

時間を空けてから叱りますと、「何で今さら」と、耳を傾ける気になりません。

その場で叱るといっても、一体一になれる場に行って叱るようにしましょう。

●仏の顔は何度まで?

 熱心に指導しているにも関わらず、何度も同じ失敗をしてしまったり、

あるいは改善しようとしない場合、諦めてしまうところですが、「最低7回は指導」することを念頭に。

仕事の場は人を成長させる場であり、自分も成長するつもりで、根気強く指導を続けましょう。

●人格否定は厳禁

 これは叱る時の大原則で、人格でなく「行為」に対して叱ることが重要です。

「だから君はダメなんだ」・「そんな性格だからうまくいかないんだ」

 などは人格を指摘するものなので、叱り方としてはNG。

 こういう叱り方をされますと自信を失ってしまいますし、信頼関係にも悪影響を与えてしまいます。

◎誰だって厳しいことは言いたくありません。

 しかし、本気で接しているのなら、どうしても叱らなければならない場面もあるはずです。

部下を育て、自分も成長しながら職場を活性化していくための考え方ややり方を常に考え人材育成。

後を託す大切な仲間へ「ほめる」と「しかる」を前向きに!