『好きになる能力』

『好きになる能力』

◎「好きになる能力」が幸福を作り出す。

仕事で何らかの大きな実績を上げたり、人に評価されたりしている人は、二通りです。

それは「好きなことをやっている人」と「たまたま出合った仕事を、好きになっている人」です。

仕事は、好き嫌いなくするものですが、やはり、「好き」に向かうエネルギーは、強いものがあります。

嫌いなものに対しては、どんなにがんばっても、本当のやる気にはならないのです。

好きなことはやっていて楽しいですし、集中していくらでもやりますから成長します。

そして、どれだけやっても楽しくて疲れませんから長続きもします。

「やる気を出そう」なんて力まなくても、自然にやる気がわいてくるものです。

・・・本当に、好きなことができる人は“幸運”です。

ですが、「たまたま出合った仕事を好きにしている人」を見て思いますことは、

「この方々は、他の仕事でも好きになっているのでは」ということです。

つまり、「好きになる能力」があるかないかの問題と感じております。

仕事や生活の中には当然、好きな部分も、そうでない部分もあります。

感情の整理が出来ている人は、積極的に好きになることで心に張りを作っておられます。

感情の整理が出来ていない人は、好き嫌いが感情の流されるままです。

自然に出てくる「好き」という感情は、一時的には効力を発揮しますが、

積極的に「好き」になろうとしませんと、そのうち必ずモチベーションが下がって来ます。

従いまして仕事でも生活でも、積極的に「好き」になる努力が必要なのです。

どんなものにも「好き」・「楽しい」・「おもしろい」・「うれしい」・「ありがたい」と

思える要素があるはずです。「好き」は私達の意志でコントロール出来るのです。

「好き」をどれだけ選ぶか、「好き」をどれだけ作れるかが、幸福を作り出すカギではないでしょうか。