『強い精神力』

◎　「気にしない」ことを心掛ければ、強い精神力を身に付けることができます！

ミスを厳しく責められる・・・「ミスをしない人はいない。」の捉え方です！

　≪先人の言葉≫

　「後悔するな。　他人をとがめるな。それが英知の第一歩だ。」

　―― （フランスの啓蒙思想家　ディドロ）

日々の仕事の場の中で上司から叱られますと、「こんなミスをしてしまうなんて、

私には能力がない証拠だ。この会社で働いて行くのは、もうダメだ・・・」と、

深く落ち込んでしまう場面は少なくないと思います。

ですが、ミスを叱られて、そこまで自己否定してしまいましたら、

世の中をたくましく生き抜いて行くことはできません。

まず、「ミスをするのは、能力がない証拠」という発想を改めるのが大切です。

「弘法（こうぼう）も筆の誤り」ということわざがあります。

弘法大師、つまり真言宗の開祖である空海は、書道の達人としても高名でした。

そのような達人でも、文字を書き損じることがありました。

空海は、天皇から皇居の門に文字を書くように命じられた時、

一文字書き間違えて恥をかいたことがありました。

空海ですらミスをすることがあるのですから私たちは、たくさんのミスをして

当たり前ではないでしょうか。当たり前なのですから、気にすることはありません。

「気にしない」ことを心掛ければ、強い精神力を身に付けることができるのです。