『ワクワク感がプラス思考を生み出す』

『ワクワク感がプラス思考を生み出す』

◎人間は「感情」に引きずられる動物である。

人は「その気」になりさえすれば、夢も実現してしまうもの。

「その気」を生み出すために必要な「メンタルの影響力」の大切さを解説致します。

「その気」を生み出すには 「ワクワク感」があればいい!

「その気」をコントロールするのに一番必要なのが「ワクワク」する気持ちです。

ワクワクとは、「こんなことが実現したらすごい!」・「とても楽しみだ!」といった

脳がときめいている状態です。

最近のトップアスリートの皆さんのコメントは、「試合を楽しみたい!

・楽しんで挑戦したい!」と話されます。こうしたコメントが出る状態こそ

「その気」になっている状態です。またビジネスで成功している社長さんも同じです。

「会社でこんなことを目標にやっています!来年には目標の売上を必ず達成します!」と

目を輝かせておられます。

こうした方々が共通して持っておられるのがワクワクした気持ちです。

人は楽しんだり喜んだりしますと、脳が「快」の状態になり何でも肯定的に受け取れる

プラス思考になります。逆に脳が「不快」の状態になりますと、

否定的なマイナス思考になります。つまり「肯定的な脳」を持つことが成功へのカギですから、

ワクワク感はとっても大切です。

☆脳がプラス思考の時は、どんなことも辛くない?

プラス思考の人は、どんなことがあってもへこたれません。

これは科学的にも証明されておりまして、脳が「快」の状態ですとアドレナリンや

ドーパミン、エンドルフィンといった脳を活性化させる神経伝達物質が出まして、

エネルギーがあふれ出すのです。ワクワクしながら「今度の仕事は絶対に成功する!」と

脳が「快」の状態であれば、その仕事のために徹夜しても辛くないでしょう。

仕事にやりがいを感じて、充実感で満たされている状態です。仕事だけではありません。

自分の楽しみな試合やコンサートを見るために徹夜で並んでチケットを取る、

大物を釣るために真夜中から釣りに出発する場合など、脳は「眠れない」という

マイナスよりも「楽しみだ!」というワクワク感を感じているので睡眠不足も

気にならないのです。

スポーツに置き換えますと非常にわかりやすいものです。人はプラス思考状態にありますと、

ここぞ、という時に強いものです。例えばサッカーで大事な場面にゴールキーパーと、

一対一のペナルティーキックになったとしましょう。プラス思考で「チャンスだ!

ここは絶対に入れる、入る気がする!」と思う人と、「ここで入れないと後がない。

外してしまったらどうしよう」と思ってしまう人では成功率が違って来ます。

実は「脳」というのは、自分が思った通りのイメージを実現しようとします。

一瞬でも「外してしまったら……」という否定的な思いが浮かんだ瞬間、

脳は失敗するイメージにとらわれてしまいます。

スポーツでイメージトレーニングが大切というのはそういった理由からです。

しかし単なるイメージだけでは成功出来ません。成功するのに必要なのは

イメージにプラスして「ワクワク」する気持ち、脳が「快」の状態になっていることが大切なのです。

どんな状態でも、脳を「快」の状態に切り替えて行く、ここで大事なのが、

「感情は思考よりも強い」ということです。

 「感情的になるな・感情を抑えろ」というように、感情は理屈抜きでその人を

動かしてしまいます。つまり、思考は感情に引きずられます。

いくら実力がありましても、精神面が脆い選手は本番ではなかなか良い結果を出せないことが

多いものです。感情の影響を受けやすいので、大舞台に立っても「彼は本番に弱いね」とか

「練習では上手く行ったのに」といったことが起こります。

自分の思考だけではありません。相手との関係性も「感情」が一番強く働きます。

「ウマが合う」・「ソリが合わない」という言葉があることからもわかりますように、

頭では「この人は優秀だ、仕事ができる」と思っていても、感情で自分の行動が

左右されてしまうことが多いのです。ですから、それならば、自分の感情をプラスにしたり、

苦手だなと思っている相手に対してマイナスの感情を失くせばいいのです。

特に感情がプラスになれば引きずられて思考もプラスになります。

「いかに感情をプラスにコントロールするか」・・・これが何より大事な日々の

実践であり、心身共に健康になる秘訣でもあります。