[ 絆を深める会話 ]◎共感力を大切に! 大事な人と会話がつながらない・・・どうします?
人は、お互いに認め合い、同じ意見だということを確認しあうことで絆は深まります。
できるだけ相手が言うことに同意し、「そうだね、私も。
」と言ってあげることです。
なるべくたくさんの共通点を見つけることが大事です。
「今日は暑いな」⇒「そうだね、本当に暑いね。
」だけでも、少しずつ心が寄り添っていくのです。
ですが、自分が同調するばかりで、相手が同調してくれることがなかったら悲しいですよね。
その際は、5つの主要な感覚をおさえることです。
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚、特に「視覚:良く見る」と「聴覚:良く聴く」です。
そして、人それぞれ、優勢な感覚が異なっています。
しかも、自分にとって優位な感覚に基づいてしゃべりますから、すれ違いが起きてしまうのです。
例えば、デジタルタイプの夫と、体感覚タイプの妻がいたとします。
(家で夫が仕事中) 妻: あなた、新しいショールを買ったの。
きれいでとてもやわらかいでしょ。
ちょっと触ってみて。
私に似合うかしら。
夫: それはいくらしたんだ?高すぎると思うけど。
君には大きいんじゃない。
妻: でもあなた、このやわらかさを感じられない?値段のことは気にしないで。
私に似合っているか見てくれない? 夫: やわらかさ?何を言ってるんだ。
それより仕事をさせてくれ。
・・・ちょっとした会話でも、こんなにすれ違ってしまうのです。
相手との会話が続かない時、相手の優勢な感覚を使った会話をしていない可能性があります。
優勢な感覚が違うことは、簡単に変えられることではありません。
ですが、「感覚が違う」ということを意識して会話することなら簡単です。
先のご夫婦の例で見てみましょう。
妻が、夫の感覚を理解していたらどうなるでしょうか。
妻: あなた、新しいショールを買ったの。
きれいでとてもやわらかいでしょ。
とても安く買えたのよ。
少し大きいけど、これくらいの方が使いまわしやすいの。
夫: 安かったならよかった。
使いまわせるなら、コストパフォーマンスがよくていいね。
妻: 一度でいいから触ってみて。
私に似合っていると思うの。
夫: 君が気に入ったのならよかった。
妻: 柔らかいでしょう。
9時までは仕事するんだったわね。
邪魔をしてごめんなさいね。
・・・この会話では、妻が夫に合わせてデジタルな感覚を盛り込んで会話しています。
そうしますと、夫にとってずっと共感しやすい内容になってきます。
共感が親密さを生みますから、このような会話を繰り返すことによりまして、
絆が深まっていくのです。
相手の会話に一番よく登場する感覚が優勢感覚ですので、話すときによく注意して聞いてみてください。
絆を深める会話で悩んでいるあなたは、この方法を試してみてはいかがでしょうか。
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