246[ 絆を深める会話 ]◎共感力を大切に! 大事な人と会話がつながらない・・・どうします?

[ 絆を深める会話 ]◎共感力を大切に! 大事な人と会話がつながらない・・・どうします? 

人は、お互いに認め合い、同じ意見だということを確認しあうことで絆は深まります。

できるだけ相手が言うことに同意し、「そうだね、私も。

」と言ってあげることです。

なるべくたくさんの共通点を見つけることが大事です。

「今日は暑いな」⇒「そうだね、本当に暑いね。

」だけでも、少しずつ心が寄り添っていくのです。

ですが、自分が同調するばかりで、相手が同調してくれることがなかったら悲しいですよね。

その際は、5つの主要な感覚をおさえることです。

視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚、特に「視覚:良く見る」と「聴覚:良く聴く」です。

そして、人それぞれ、優勢な感覚が異なっています。

しかも、自分にとって優位な感覚に基づいてしゃべりますから、すれ違いが起きてしまうのです。

例えば、デジタルタイプの夫と、体感覚タイプの妻がいたとします。

(家で夫が仕事中) 妻: あなた、新しいショールを買ったの。

きれいでとてもやわらかいでしょ。

ちょっと触ってみて。

私に似合うかしら。

 夫: それはいくらしたんだ?高すぎると思うけど。

    君には大きいんじゃない。

 妻: でもあなた、このやわらかさを感じられない?値段のことは気にしないで。

私に似合っているか見てくれない? 夫: やわらかさ?何を言ってるんだ。

それより仕事をさせてくれ。

・・・ちょっとした会話でも、こんなにすれ違ってしまうのです。

相手との会話が続かない時、相手の優勢な感覚を使った会話をしていない可能性があります。

優勢な感覚が違うことは、簡単に変えられることではありません。

ですが、「感覚が違う」ということを意識して会話することなら簡単です。

先のご夫婦の例で見てみましょう。

妻が、夫の感覚を理解していたらどうなるでしょうか。

 妻: あなた、新しいショールを買ったの。

きれいでとてもやわらかいでしょ。

とても安く買えたのよ。

少し大きいけど、これくらいの方が使いまわしやすいの。

 夫: 安かったならよかった。

使いまわせるなら、コストパフォーマンスがよくていいね。

 妻: 一度でいいから触ってみて。

私に似合っていると思うの。

 夫: 君が気に入ったのならよかった。

 妻: 柔らかいでしょう。

9時までは仕事するんだったわね。

邪魔をしてごめんなさいね。

・・・この会話では、妻が夫に合わせてデジタルな感覚を盛り込んで会話しています。

そうしますと、夫にとってずっと共感しやすい内容になってきます。

共感が親密さを生みますから、このような会話を繰り返すことによりまして、

絆が深まっていくのです。

相手の会話に一番よく登場する感覚が優勢感覚ですので、話すときによく注意して聞いてみてください。

絆を深める会話で悩んでいるあなたは、この方法を試してみてはいかがでしょうか。