276[ 頭の片付け ]◎頭の片付けがうまくいき、必要なときに必要な情報にアクセスできる生産性の高いアタマにできたら、どうでしょう? 

[ 頭の片付け ]

◎頭の片付けがうまくいき、必要なときに必要な情報にアクセスできる

生産性の高いアタマにできたら、どうでしょう? 

モノの片付けは目に見えます。

善しあしは誰の目にも明らかです。

例えばオフィスの机の引き出しを開いたときに筆記具・印鑑・資料・私物などが整然と並び、

あるべき場所に収まっているのと、いろんなものが混沌としてグッチャリしているのは、

一見して区別できます。

そして整理されている机の中は、必要な物がいつでもすぐに取り出せるようになっているはずです。

効率的です。

見た目にスッキリしていて気持ちよいものです。

しかし、頭の片付けはそういきません。

第一に頭の片付けといっても、頭の中は誰も見ることができませんから、

散らかっているのかどうか客観的にアドバイスはできません。

また頭の中は物理的な空間とは異なり、無限に広がる宇宙のごとく、とらえどころのない世界です。

頭の中の総容量も分からなければ、果たしてどのくらいの情報が入れられるかも分からない。

実は、これが頭の片付けを難しくしている原因となっています。

しかし、それでも基本的な片付けに関する考え方は、リアルであっても、

頭の中であっても変わりません。

そしてコツさえつかめば誰でも、それを習慣にできるのです。

何を優先してやるべきか常にハッキリしていて迷いがなく、

いつも気持ちがスッキリしていられるとしたら、どうでしょう? 

きっと仕事もプライベートもやる気が沸いてきて、毎日はもっと楽しいものとなるでしょう。

<頭の片付けができれば、どんなメリットが?>

頭の片付けができれば、どんなよいことがあるでしょう? 

まず、無駄に迷わなくなります。

そして頭の中の方針がしっかり決まっていますから、

短い時間で的確な判断をすることができます。

そして、自然と周りの矛盾や盲点が見えてきます。

その結果、あなたを見る周りの目は大きく変わるでしょう。

私たちの脳のスペックは、意外なことにそれほど差がありません。

IQテストを行っても約7割の人は85から115という狭い範囲に収まります。

いわば「どんぐりの背比べ」です。

ですから、頭の能力は生まれながらの才能に影響される部分はわずかで、

後天的な学習方法で変わるのです。

頭の片付けも、これと同様です。

頭の片付けを実践しますと、ついでに「ロジカルシンキング(論理的な思考法)」が身に付きます。

論理的な思考法といいますと難しく感じますが、要は、情報を取捨選択し、

整理し、並べ、比較できれば、ロジカルシンキングの基本はおさえたも同然です。

頭の片付けを実践しますと、人生が変わります。

頭も片付いちゃうと人生はときめくのです。

ときめくどころか、どんどん好循環が起こり、豊かな人生につながります。

<頭を片付ける4つのルール>

ルール1:必要な情報以外を『捨てる』(=頭の整理)

ルール2:『仕分ける』(=頭の整頓)

ルール3:『並べ替える』(=優先順位を付ける)

ルール4:『物語を作る』(知識→知恵への変換)

ルールはシンプルだからこそ、誰もが実行できるのです。

短いからこそ、覚えてられるのです。

習慣化もできるのです。

情報をインプットするときに、これらのルールを守っていれば、確実に頭はスッキリ。

※必要なときに必要な情報にアクセス⇒生産性の高いアタマへ!