378[ 負担感を調整 ]<良いこともストレスになる>

[ 負担感を調整 ]

<良いこともストレスになる>:人生には、喜ばしい出来事 がたくさんあります。

ですが、それらがストレスの原因になることもあるのです。

個人が経験するストレスのレベルを測定するた めの「ストレス評価尺度」というものがあります。

これは、人生 で起こるさまざまな出来事をストレス度順に並べたものです。

最 も高いストレス度を示すのは「パートナーとの死別」で、スコアは 100 です。

これは納得のいく結果ですが、実はこの尺度には

「昇進」や「結婚」などの良い出来事も高いストレススコアとし て記載されています。

つまり、嬉しいことや喜ばしい出来事でも、 大きな環境の変化をともないますと、負担になるのです。

<喜ば しいことでも負担になる理由>:良い出来事は基本的にポジ

ティブな感情をともないますため、あまりストレスとは思われま せん。

ですが、実際には環境の変化や新しい役割の追加などで、 精神的・肉体的な負担が生じています。

例えば、昇進すれば新た な責任が増え、結婚すれば生活が一変します。

どちらも素晴らし いことですが、その変化に対応しようとすることで、

知らず知ら ずのうちにストレスを感じるのです。

また、「楽しまなきゃ」・

「頑張らなきゃ」と思いすぎますと、体がついていかず、逆に楽 しめなくなってしまうこともあります。

例えば、新しい仕事を始 めたとき、ワクワクする気持ちがある反面、

緊張して寝つきが悪くなることがあります。

引っ越しや転職も、ポジティブな選択で あっても大きなストレスをともないます。

<ストレスを理解し て上手に向き合う>:良い出来事であっても、

ストレスになる ことを理解しておくことが大切です。

その認識がないと、「楽し いはずなのになぜか辛い」と感じたり、

好きなことが嫌いになっ てしまったりすることがあります。

そうならないために、次のよ うな工夫をすると良いでしょう。

1無理に楽しもうとせず、自分 のペースで向き合う。

2負担を感じたら、一人で抱え込まずに周 囲に頼る。

3環境の変化には時間がかかると理解し、焦らず慣れていく。

・・・これらを意識することで、良いことによるストレ スを和らげ、楽しく過ごすことができます。

<無理に楽しもうとしない>

:良いことでもストレスになるのは、人間にとって自 然なことです。

大きな変化には適応する時間が必要であり、無理 に楽しもうとせず、自然体で向き合うことが大切です。

<まとめ >:好きなことを長く楽しむためにも、自分の負担感を理

解し、適切に調整することが必要です。

自分のペースを大 切にしながら、新しい環境を楽しんでいきましょう。